こんばんは、ももです!
今日はですね、初心者の方には特に押さえておいて欲しいポイントについて書いていきます。
最近「ジョセフシュガーマン」という
海外のトップマーケターの方の書籍をサラッと読み返しまして。
そのときに、
これは伝えといたほうがいいなと感じたことがあったのでシェアしますね。
「シュガーマンのマーケティング30の法則」は有名なのでご存じの方も多いでしょうか。
その他にも
▶シュガーマンのマーケティング成功事例大全①、②
という書籍が日本語版で出ております。
で!
これらの書籍に共通して出てくるお話があります。
…
それは
「ボビー・ダーリン」という歌手のストーリー。
簡単にお話すると…
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ボビー・ダーリンは若いころからアメリカで歌手として活動していました。
当時は全くの無名で、レコード会社から声をかけられることもありません。
レコード会社に自らアルバムを出させてほしいと営業する日々。
しかし、全く相手にしてもらえず…。
↓
当時のアメリカでは
▶「モータウン・サウンド」と呼ばれる古き良きロックンロールが流行していました。
それに対して
ボビー・ダーリンが作りたかったアルバムは
▶昔流行した古い名曲(ポップス)をカバーしたものだった。
つまり、「流行(大衆が求めているもの)とは違うものであり
そんなものを無名の若手歌手が歌ってもヒットするはずがない」
と、レコード会社は相手にしなかった。
↓
あなたもこの先、ボビー・ダーリンと同じような状況に直面するかもしれません。
(もしくは、既に直面したでしょうか)
「自分が作りたいものはすごく良いモノなのに受け入れてもらえない」
あなたなら、こんなときどうしますか?
↓
ボビー・ダーリンは…
自分の作りたいものを捨てました。
そう、昔の名曲をカバーするのを諦めて
当時流行していた「モータウンロック」の曲を書いた。
当時の流行ド真ん中だったため
レコード会社も簡単にOKを出し、何百万枚という大ヒットとなりました。
ミリオンセラーを生み出したボビー・ダーリンは
知名度もお金も手に入れ、幸せになりましたとさ…
…
というお話ではなく!笑
ボビー・ダーリンはその知名度と資金を使って
自分の作りたかった「古い名曲のカバーアルバム」を自主製作して販売!
これが世界中で大ヒットし
結果的にボビー・ダーリンは自分のやりたかったことで大成することができました。
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このストーリーから導かれる教訓は
▶成功しているモノを真似るのが成功への近道である
ということ。
そして
▶一度成功してしまえば、自分の好きなことをできる
ということ。
今後、コンテンツ販売を続けていると
(もしくはマーケティングに携わっていくと)
この2点の教訓を思い出すときが何度も来ると思います。笑
…
私がこのボビー・ダーリンはの話を聞いてハッと思い出したのが
「King Gnu」(キングヌー)というロックバンドのこと。
キングヌーはご存じでしょうか。
当時まだ有名ではなかった彼らですが
この「白日」という曲が大ヒットして一躍有名に。
(この記事の執筆時点で約4億再生……)
紅白にも出場を果たしました。
しかし彼らは「運よくバズった」のではなく、戦略あってのものだと思います。
何年か前の情熱大陸の密着取材のときにリーダーの常田さんが話してました。
「日本で売れている曲を見れば、こういうのが売れるというのは間違いなくあって、自分との共通項を探す作業はしました」
というようなことを言ってました。
売れる曲って、初めて聞いた瞬間に「あ、これ絶対流行るだろうな」
って素人の私でも感じることが良くあります。
「あのバンドは売れ線に走った」
なんて会話もちょいちょい聞きますし、売れる曲と言うのは
レベルの高いミュージシャンならある程度狙って生み出せるんだと思います。
つまり、バズらせるならそこは意識していかないと難しい。
だってそれが「市場(ファン以外の広い層)が求めている」ものだから。
↓
KingGunは、もともと「サーバ・ヴィンチ」という個性強めのバンドでした。
この頃から濃いファンは一定数存在していましたが
全国的に有名かと言われるとそうではなくて。
もっとファンを増やしていくために、
市場の求めている「歌謡曲・J-pop」という土俵で戦う
という意思表示も兼ねて、バンド名を変えたそう。
で!
売れる歌謡曲を作るためにMr.childrenとか宇多田ヒカルさんとかの曲を聞いて研究したりもしたそうです。
……
市場の求めているモノの中で自分たちの良さも出して見事に日本人のほとんどが知っているような曲を生み出すことに成功しました。
ボビー・ダーリンと同じですね。
まずは市場で求められているモノを研究し、それに倣ってヒット曲を作る。
そして!!
知名度と資金を手に入れたリーダー常田さんは
ソロデビューもスタートしました。
KingGunはライトな層に。
ソロの方は、自分の作りたい音楽を作る。
これもボビー・ダーリンと同じですね!
現代のボビー・ダーリンじゃん!!て思いました。(笑)
↓
「売れ線に走った」とか「魂を売った」なんていう人もいるかもしれませんが
KingGunとして大成功をおさめ、結果的に自分のやりたかったものを作れています。
私たちも同じなんですよね。
いくら伝えたいことがあっても、市場が全く興味を示してくれなければ誰の元にも届きません。
まずは市場の求めている形で知名度を上げたり資金を貯めたりすることで
いろんなやり方や可能性が見えてくるようになります。
この2点。ぜひ意識してみてください。ではでは。